「中卒でも転職エージェントは利用できる?」
「学歴を理由に断られないか不安……」
「正社員経験や資格がなくても相談できるところを知りたい」
このように、中卒から正社員を目指したくても、どの転職エージェントを選べばいいのか分からない人もいるのではないでしょうか。
結論、中卒でも利用できる転職エージェントはあります。
実際に、中卒を利用対象として明記しているサービスや、学歴・職歴に不安がある20代向けの就職・転職支援サービスがあります。
たとえば第二新卒エージェントneoは、現在の公式サイトでも「第二新卒・高卒・中卒・既卒・フリーター」を対象として明記しています。
私自身も中卒で、仕事を探す際に学歴が壁になったと感じた経験があります。
その後、飲食・建設・工場勤務など複数の仕事を経験し、現在は人材派遣会社の営業職として、求職者との面談や仕事紹介、就業後のフォローなどにも携わっています。
その経験から感じるのは、中卒という学歴だけで仕事の選択肢を決めつける必要はない一方、どのサービスでも同じように利用できるわけではないということです。
転職エージェントによって、対象年齢・対応する学歴や経歴・扱っている求人・サポート内容などは異なります。
そこでこの記事では、中卒・20代・未経験から正社員を目指す人が検討しやすい転職エージェント5社を、中卒との関係や対象者、サポート内容まで確認して比較します。
「中卒だから、どこに相談すればいいのか分からない」という人は、自分に合ったサービスを探す参考にしてください。
中卒でも転職エージェントは利用できる?

中卒でも利用できる転職エージェントはあります。
実際に、中卒を利用対象として明記しているサービスのほか、学歴や職歴に不安がある20代・未経験者などを支援しているサービスもあります。
ただし、すべての転職エージェントが中卒者に同じように対応しているわけではありません。
サービスによって対象者や扱っている求人、年齢、対応地域などが異なるため、「中卒でも利用できるか」だけでなく、自分の年齢や経歴、希望条件に合っているかまで確認することが大切です。
中卒を対象にしている転職エージェントもある
転職エージェントの中には、中卒者の利用を想定しているサービスがあります。
たとえば第二新卒エージェントneoは、公式サイトで第二新卒・既卒・高卒・中卒・フリーターなど、それぞれに特化したサービスであると案内しています。
また、同サービスでは学歴・経歴不問や未経験者を歓迎する企業の求人を扱っていることも公式FAQで説明されています。
そのため、中卒だからという理由だけで転職エージェントの利用を諦める必要はありません。
大切なのは、中卒への対応状況を確認したうえで、自分の状況に合ったサービスを選ぶことです。
中卒なら誰でも求人を紹介してもらえるわけではない
転職エージェントに登録できても、必ず希望する求人を紹介してもらえるとは限りません。
希望する職種や勤務地、年齢、これまでの経験、求人企業の募集条件などによって、紹介できる求人は変わります。
実際に第二新卒エージェントneoでも、希望条件によっては求人を紹介できない場合があると案内しています。
転職エージェントの多くは、求人情報を掲載するだけの求人サイトとは異なり、求人者と求職者の間に立って仕事探しを支援する職業紹介サービスです。
厚生労働省では「職業紹介」について、求人・求職の申込みを受け、求人者と求職者の間における雇用関係の成立をあっせんすることと説明しています。
詳しくは、厚生労働省「募集情報等提供と職業紹介の区分について」でも確認できます。
そのため、
「登録できた=必ず求人を紹介してもらえる」
「転職エージェントを使えば必ず正社員になれる」
というわけではありません。
まずは自分の経歴や希望条件を伝え、どのような求人を紹介してもらえる可能性があるのか確認するという使い方が現実的です。
20代・未経験なら若手向けサービスも選択肢になる
中卒だからといって、中卒専門の転職エージェントだけに絞る必要はありません。
20代であれば、第二新卒・既卒・フリーター・未経験者などを対象とした若手向けの就職・転職支援サービスも比較候補になります。
たとえば第二新卒エージェントneoでは、仕事選びや求人紹介だけでなく、専属のキャリアアドバイザーによるカウンセリング、履歴書作成、応募企業に合わせた面接対策なども案内されています。
そのため、
「自分に向いている仕事が分からない」
「正社員経験や職歴に自信がない」
「履歴書や職務経歴書の作り方に不安がある」
「面接でこれまでの経歴をどう説明すればいいか分からない」
という人は、求人を自分だけで探す方法だけでなく、仕事選びや選考対策について相談できる若手向けサービスも選択肢に入れてみましょう。
中卒におすすめの転職エージェント5選【比較表】

中卒から正社員を目指す場合、転職エージェントは知名度だけで選ぶのではなく、中卒が利用対象になっているか、自分の年齢や希望勤務地に対応しているか、どのような就職・転職支援を受けられるかまで確認することが大切です。
「中卒からでも本当に正社員になれるの?」と不安な方は、私自身の経験もまとめた中卒でも正社員になれる?実際に中卒から正社員になった経験をもとに解説も参考にしてください。
今回比較するのは、以下の5サービスです。
| サービス | 主な対象 | 中卒との関係 | 年齢の目安 | こんな人向け |
|---|---|---|---|---|
| ネオ中卒 | 中卒・高校中退・未経験など | 中卒に特化 | 10代後半〜20代中心 | 中卒を前提に仕事探しを相談したい人 |
| 第二新卒エージェントneo | 第二新卒・既卒・高卒・中卒・フリーターなど | 公式サイトで中卒を対象として明記 | 18〜29歳 | 中卒・未経験から正社員を目指したい20代 |
| キャリアスタート | 第二新卒・既卒・フリーターなど | 提携情報で学歴を問わない旨を確認 | 20代中心 | 学歴や正社員経験に不安がある20代 |
| UZUZ | 第二新卒・既卒・フリーターなど | 公式FAQで20代は経歴を問わずサポートすると案内 | 基本20代 | 仕事選びや書類・面接対策まで相談したい20代 |
| ミーツカンパニー就職・転職エージェント(旧DYM就職) | 既卒・第二新卒・フリーター・未経験者など | 中卒の場合は利用可能か要確認※ | 若手向け | 未経験から正社員を目指し、仕事探しを相談したい人 |
※サービスの利用可否や求人紹介の有無は、年齢・経歴・希望職種・希望勤務地などによって異なります。ミーツカンパニー就職・転職エージェント(旧DYM就職)は、現在の公式サイトで既卒・第二新卒・フリーター・未経験者向けと案内されていますが、「中卒」を利用対象として直接明記していることまでは確認できていません。中卒で利用を検討する場合は、現在の経歴でサポートを受けられるか事前に確認してください。
5社にはそれぞれ特徴があり、「中卒なら必ずこの1社が一番」というわけではありません。
中卒に特化したサービスを利用したい人は「ネオ中卒」、中卒を対象として明記している20代向けサービスを利用したい人は「第二新卒エージェントneo」が比較しやすいでしょう。
学歴だけでなく正社員経験にも不安がある20代なら「キャリアスタート」、仕事選びや応募書類・面接対策まで相談したい20代なら「UZUZ」も候補になります。
「ミーツカンパニー就職・転職エージェント(旧DYM就職)」も、既卒・第二新卒・フリーター・未経験者などから正社員を目指す場合の比較候補ですが、中卒の場合は現在の経歴や希望条件でサポートを受けられるか確認してから利用を判断するとよいでしょう。
気になるサービスが複数ある場合は、1社だけに絞らず、それぞれの対象条件や紹介される求人、サポート内容などを確認して比較する方法もあります。
ただし、複数のサービスを利用する場合は、応募する企業が重複しないように管理することも大切です。
ここからは、5つの転職エージェントについて、中卒との関係や特徴、向いている人、利用前に確認しておきたいポイントを詳しく紹介します。
ネオ中卒|中卒・未経験を前提に相談したい人
ネオ中卒は、中卒という学歴に不安があり、正社員就職・転職について相談したい10代後半〜20代の人が検討しやすい転職エージェントです。
株式会社JOB PALETTEが運営しており、公式サイトでは「中卒特化」の転職エージェントとして案内されています。
一般的な若手向け転職サービスの中から中卒でも利用できるところを探すのではなく、最初から中卒・未経験であることを前提として相談できる点が大きな特徴です。
主な対象は、中卒・高卒・既卒・第二新卒・フリーターなど、学歴や職歴に不安がある若年層です。
ネオ中卒では、専任の担当者に現在の状況や希望を相談したうえで、仕事探しを進められます。
主なサポート内容は、以下のとおりです。
・キャリア相談
・学歴不問・未経験歓迎求人などの紹介
・応募書類の作成サポート
・面接対策
・内定後のフォロー
相談はオンラインにも対応しており、求職者は無料で利用できます。
「中卒だから、一般的な転職エージェントに相談しても大丈夫なのか不安」という人にとって、中卒を前提として相談できることはネオ中卒を検討する大きな理由の一つです。
特に、
・中卒で仕事探しに不安がある
・正社員として働いた経験がない
・アルバイト経験しかなく、何をアピールすればいいか分からない
・履歴書や面接で中卒の経歴をどう伝えればいいか悩んでいる
・自分に合う仕事を一人で探すのが難しい
という人は、相談先の候補にしやすいでしょう。
一方で、ネオ中卒に登録すれば、希望する求人を必ず紹介してもらえるわけではありません。
実際に紹介できる求人は、年齢・居住地域・希望勤務地・希望職種・これまでの経験などによって変わります。
また、オンライン相談は全国から利用できますが、「全国から相談できること」と「希望する地域に必ず求人があること」は別なので、この点は分けて考えておきましょう。
まずは現在の経歴や希望条件を伝え、自分の場合はどのような仕事を紹介してもらえる可能性があるのか確認してから、応募するか判断する方法でも問題ありません。
中卒・未経験から仕事探しを相談したい人へ
ネオ中卒は、中卒を前提に仕事探しを相談できる転職エージェントです。現在の経歴や希望条件に合うサポートを受けられるか、まずは公式サイトでサービス内容や利用条件を確認してみてください。
※利用状況や希望条件によって、紹介可能な求人は異なります。
第二新卒エージェントneo|20代で正社員を目指したい人
第二新卒エージェントneoは、中卒を含む学歴・職歴に不安がある20代が、正社員就職・転職について相談したい場合に検討しやすい転職エージェントです。
株式会社ネオキャリアが提供する若年層向けの就職・転職支援サービスで、公式サイトには第二新卒・既卒・フリーター・高卒に加えて「中卒の方向け」の情報や求人を探すための導線も用意されています。
また、学歴・経歴不問や未経験者歓迎の求人を扱っているため、「中卒という学歴が気になる」「正社員経験が少ない」「未経験の仕事に挑戦したい」という人でも相談先の候補にできます。
第二新卒エージェントneoでは、専属のキャリアアドバイザーとのカウンセリングをもとに、希望する職種や業界、これまでの経験、自分の強みなどを整理しながら仕事探しを進められます。
主なサポート内容は、以下のとおりです。
・キャリアカウンセリング
・希望や適性に合わせた求人紹介
・履歴書・職務経歴書の作成や添削
・自己PR・志望動機の作成サポート
・応募企業に合わせた面接対策
・面接日程の調整
・入社日や条件に関する調整
公式サイトに中卒者向けの情報や求人を探すための導線が用意されていることに加えて、求人探しだけでなく、応募書類や面接まで相談できる点が第二新卒エージェントneoの特徴です。
特に、
・中卒から正社員を目指したい
・20代で就職・転職活動をしている
・正社員経験や職歴に自信がない
・未経験の職種にも挑戦したい
・履歴書や職務経歴書の書き方に不安がある
・中卒という学歴を面接でどう伝えるか悩んでいる
という人は、相談先の候補にしやすいでしょう。
実際に公式サイトの求人情報を確認すると、「中卒可」「未経験可」と表示されている求人も掲載されています。
ただし、中卒が利用対象になっていることと、希望する求人を必ず紹介してもらえることは別です。
実際に紹介できる求人は、年齢・これまでの経験・希望職種・希望勤務地などによって変わります。
そのため、「中卒でも利用できるから必ず正社員になれる」と考えるのではなく、まずは自分の経歴や希望条件を伝え、どのような求人を紹介してもらえる可能性があるのか確認したうえで利用を判断するとよいでしょう。
中卒・20代から正社員を目指したい人へ
第二新卒エージェントneoでは、中卒を含む学歴・職歴に不安がある20代の就職・転職をサポートしています。自分の経歴や希望条件に合うサポートを受けられるか、まずは公式サイトでサービス内容を確認してみてください。
※希望条件や経歴などによって、紹介可能な求人は異なります。
キャリアスタート|学歴や正社員経験に不安がある20代
キャリアスタートは、学歴や正社員経験に不安があり、これから正社員としてキャリアを築きたい20代が相談先の候補にできる転職エージェントです。
キャリアスタート株式会社が提供する若手向けの就職・転職支援サービスで、公式サイトでは第二新卒・既卒・フリーターなど、20代を中心とした求職者を支援しています。
また、当サイトが提携している広告プログラムの情報では、学歴や正社員歴などを問わない旨が案内されています。
ただし、現在確認できる一般向けの公式サイトでは「中卒」を利用対象として直接明記していることまでは確認できません。
そのため、中卒者向けの専門サービスとして紹介するのではなく、「学歴や正社員経験に不安がある20代が相談先の候補として検討できるサービス」として考えるのがよいでしょう。
キャリアスタートでは、キャリアアドバイザーへの相談から仕事の紹介、選考対策などのサポートを受けながら就職・転職活動を進められます。
主なサポート内容は、以下のとおりです。
・キャリアアドバイザーとの相談
・希望や経歴を踏まえた仕事の紹介
・応募書類の添削
・面接対策・面接練習
・選考に関するサポート
・内定・入社前後のフォロー
「正社員経験がない」「フリーター期間がある」「これまでの経歴に自信がない」といった20代でも、仕事探しから選考対策まで相談できる点が特徴です。
特に、
・20代で正社員を目指している
・正社員として働いた経験がない、または少ない
・フリーターや非正規雇用から正社員を目指したい
・自分に合う仕事が分からない
・就職・転職活動を一人で進めることに不安がある
・面接に自信がなく、事前に対策しておきたい
という人は、相談先の候補にしやすいでしょう。
一方で、中卒という学歴だけを理由に、必ずサポートや求人紹介を受けられると考えないことも大切です。
実際に利用できるか、どのような求人を紹介してもらえるかは、年齢・経歴・希望職種・希望勤務地などによって変わる可能性があります。
中卒で利用を検討する場合は、登録・相談の際に自分の最終学歴やこれまでの経歴を正確に伝え、自分の場合でもサポートを受けられるか、希望条件に合う求人があるかを確認してから利用を判断するとよいでしょう。
UZUZ|20代の既卒・フリーターなどで就職支援を受けたい人
UZUZは、第二新卒・既卒・フリーターなど、経歴に不安がある20代が就職・転職について相談したい場合に検討しやすい転職エージェントです。
株式会社UZUZが提供する若手向けの就職・転職支援サービスで、20代を中心に、第二新卒・既卒・フリーターなどの仕事探しをサポートしています。
UZUZは中卒専門の転職エージェントではありませんが、公式FAQでは、基本的に20代向けのサービスで、20代であればフリーター・ニート・既卒・第二新卒など、経歴を問わず就職をサポートすると案内されています。
そのため、中卒で利用を検討している20代にとっても、自分の経歴でサポートを受けられるか確認する相談先の候補になります。
ただし、経歴を問わず相談できることと、必ず希望する求人を紹介してもらえることは別なので、この点には注意してください。
UZUZでは、現在の状況や希望を相談しながら仕事を探すだけでなく、応募書類や面接などの選考準備についてもサポートを受けられます。
主なサポート内容は、以下のとおりです。
・キャリアに関する相談
・希望や経歴を踏まえた求人紹介
・履歴書・職務経歴書などの書類添削
・応募企業に合わせた面接対策
・選考に関するサポート
・入社に向けたサポート
「自分に合う仕事が分からない」「経歴に自信がない」「書類や面接の準備を一人で進めるのが不安」という20代が、仕事選びから選考対策まで相談できる点がUZUZの特徴です。
特に、
・中卒で就職・転職について相談したい
・20代で仕事探しをしている
・既卒やフリーターから正社員を目指したい
・これまでの経歴に自信がない
・自分に合う仕事や強みを整理したい
・履歴書や職務経歴書、面接の対策も相談したい
という人は、相談先の候補にしやすいでしょう。
また、地方からでもオンラインなどで相談できる一方、希望する勤務地によっては紹介できる求人の選択肢が限られる場合があります。
そのため、「オンラインで相談できること」と「希望する地域に十分な求人があること」は分けて考えることが大切です。
中卒でUZUZを検討する場合は、登録時に最終学歴やこれまでの経歴を正確に伝えたうえで、自分の希望する職種や勤務地で紹介可能な求人があるかを確認してから利用を判断するとよいでしょう。
ミーツカンパニー就職・転職エージェント(旧DYM就職)|第二新卒・既卒・フリーターなどから正社員を目指す人
ミーツカンパニー就職・転職エージェント(旧DYM就職)は、既卒・フリーター・第二新卒などから正社員を目指す人が相談先の候補にできる就職・転職支援サービスです。
株式会社DYMが提供する就職・転職支援サービスで、現在の公式サイトでは既卒・第二新卒・フリーター・未経験者向けのサービスとして案内されています。
ただし、現在の公式サイトでは、「中卒」をミーツカンパニー就職・転職エージェントの利用対象として直接明記していることまでは確認できません。
そのため、中卒専門のサービスとしてではなく、中卒から正社員を目指す人が、自分の経歴でもサポートを受けられるか確認したうえで検討するサービスと考えるのがよいでしょう。
ミーツカンパニー就職・転職エージェントでは、担当者に現在の状況や希望を相談しながら、求人紹介や応募書類・面接などの選考サポートを受けられます。
主なサポート内容は、以下のとおりです。
・就職・転職に関する相談
・希望や経歴を踏まえた求人紹介
・履歴書・職務経歴書などの応募書類のサポート
・面接に向けた練習や対策
・自己分析や仕事選びのサポート
・内定後・入社に向けたサポート
「これまでの経歴に自信がない」「未経験から正社員を目指したい」「応募書類や面接についても相談したい」という人が、仕事探しから選考準備まで相談できる点が特徴です。
特に、
・第二新卒・既卒・フリーターなどから正社員を目指したい
・未経験から就職・転職したい
・これまでの経歴に不安がある
・自分に合う仕事を相談しながら探したい
・履歴書や職務経歴書の作成に不安がある
・面接対策についても相談したい
という人は、相談先の候補にできるでしょう。
一方で、サービスに申し込めることと、自分の希望に合う求人を必ず紹介してもらえることは別です。
実際に利用できるか、どのような求人を紹介してもらえるかは、年齢・経歴・希望職種・希望勤務地などによって変わる可能性があります。
中卒でミーツカンパニー就職・転職エージェントを検討する場合は、自分の最終学歴やこれまでの経歴を正確に伝えたうえで、サポートの対象になるか、希望条件に合う求人を紹介してもらえる可能性があるかを確認してから利用を判断するとよいでしょう。
中卒向け転職エージェントの選び方

中卒から正社員を目指す場合、知名度だけで転職エージェントを選ぶのではなく、自分の学歴・年齢・希望勤務地などがサービスの対象になっているかを確認することが大切です。
同じ20代向けの転職エージェントでも、対象としている経歴や年齢、扱っている求人、受けられるサポートには違いがあります。
ここでは、中卒で転職エージェントを選ぶときに確認しておきたい4つのポイントを解説します。
中卒が利用対象になっているか確認する
まず確認したいのが、中卒という最終学歴でも利用できる転職エージェントかどうかです。
転職エージェントによって対象者は異なり、「20代向け」「未経験者向け」と案内されていても、中卒者への対応が公式サイトだけでは分かりにくい場合があります。
そのため、
・公式サイトに「中卒」と明記されているか
・登録フォームで中学校卒業を選択できるか
・学歴を問わないサービスとして案内されているか
・自分の経歴でもサポートを受けられるか
などを確認しておきましょう。
今回比較したサービスでも、ネオ中卒のように中卒に特化したサービスもあれば、第二新卒エージェントneoのように中卒を対象として明記しているサービス、学歴や経歴に不安がある若者を幅広く支援しているサービスもあります。
対象者が分かりにくい場合は、「中卒だから利用できない」と自分で判断せず、登録前後に自分の最終学歴を伝えて利用可能か確認する方法もあります。
学歴不問・未経験歓迎の求人を扱っているか確認する
転職エージェント自体を利用できても、自分が応募できる求人がなければ仕事探しは進みません。
そこで、サービスの対象者だけでなく、学歴不問や未経験歓迎など、自分の経歴から応募を検討できる求人を扱っているかも確認しましょう。
ただし、「学歴不問」「未経験歓迎」と書かれている求人なら、すべての人が採用されるという意味ではありません。
求人ごとに必要な資格や経験、仕事内容、勤務条件などは異なります。
求人を紹介されたときは、応募条件だけを見るのではなく、
・仕事内容
・必要な資格や経験
・勤務地
・勤務時間や休日
・給与や雇用条件
・自分の経験を活かせそうか
なども確認したうえで応募するか判断することが大切です。
「中卒でも応募できるか」だけではなく、「入社後に自分が続けられそうな仕事か」という視点まで持って求人を選びましょう。
自分の年齢・勤務地が対象になっているか確認する
転職エージェントを選ぶときは、年齢と希望勤務地も重要です。
若手向けの転職エージェントでは20代を主な対象としている場合があり、サービスによって対象年齢は異なります。
また、オンラインで相談できるサービスであっても、希望する地域によって紹介できる求人の数や種類が異なる可能性があります。
そのため、
・自分の年齢が対象になっているか
・現在住んでいる地域から利用できるか
・希望勤務地の求人を扱っているか
・オンラインで相談できるか
などを確認しておくとよいでしょう。
特に地方で仕事を探している場合は、「全国から相談できること」と「全国どの地域でも同じように求人を紹介してもらえること」は別と考えておくことが大切です。
登録後の面談では、希望勤務地を具体的に伝え、自分が働きたい地域でどのような求人を紹介してもらえる可能性があるのか確認してみましょう。
書類添削や面接対策など必要な支援があるか確認する
中卒から正社員を目指す際に、
「履歴書の学歴欄をどう書けばいいか分からない」
「職務経歴書でアピールできることが思いつかない」
「面接で中卒の理由を聞かれたらどう答えればいいか不安」
と悩む人もいるでしょう。
このような場合は、求人紹介だけでなく、応募書類の添削や面接対策まで相談できる転職エージェントを選ぶと、就職・転職活動を進めやすくなります。
たとえば、これまでのアルバイトや派遣などの経験でも、仕事内容や身につけたことを整理すると、自分の強みとして伝えられる場合があります。
私自身、人材派遣の仕事で求職者と接するなかでも、経歴だけではなく、これまでどのような仕事をしてきたのか、これからどのように働きたいのかを整理して伝えることは大切だと感じています。
転職エージェントを利用する際は、求人の数だけで比較するのではなく、
・応募書類について相談できるか
・面接対策を受けられるか
・自分の経験や強みを一緒に整理してもらえるか
・希望する仕事について相談できるか
といったサポート内容も比較して、自分が必要としている支援を受けられるサービスを選びましょう。
中卒が転職エージェントを使うメリット
中卒から正社員を目指す方法は、転職エージェントだけではありません。
求人サイトから自分で応募したり、ハローワークを利用したりする方法もあります。
そのなかで転職エージェントを利用するメリットは、求人を探すだけでなく、自分の経歴や希望を整理しながら就職・転職活動を進められることです。
特に、「自分にどんな仕事が合うのか分からない」「中卒という学歴をどう伝えればいいのか不安」という人にとっては、第三者に相談しながら進められることが一つの選択肢になります。
自分に合う求人を一緒に探してもらえる
転職エージェントを利用するメリットの一つは、自分の希望や経歴を担当者に伝えたうえで、求人を紹介してもらえることです。
自分一人で求人を探していると、
「中卒でも応募できるのか」
「未経験でも本当に大丈夫なのか」
「自分の経験を活かせる仕事なのか」
などを判断するのが難しい場合があります。
転職エージェントでは、これまでの仕事内容や希望職種、勤務地、働き方などを相談しながら求人を探せます。
ただし、紹介された求人が必ず自分に合っているとは限りません。
求人を紹介してもらったあとも、仕事内容・給与・休日・勤務地・応募条件などを自分でも確認し、応募するかどうかを判断することが大切です。
転職エージェントに仕事選びをすべて任せるのではなく、自分で判断するための相談相手として活用するとよいでしょう。
学歴以外の経験や強みを整理できる
中卒で仕事を探していると、学歴ばかりが気になり、「自分にはアピールできるものがない」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、仕事探しで整理できる経験は学歴だけではありません。
たとえば、
・アルバイトで接客を続けてきた
・工場で決められた作業を正確に続けてきた
・派遣社員として複数の職場を経験した
・後輩に仕事を教えた経験がある
・遅刻や欠勤をせず勤務を続けてきた
・お客様や同僚とのコミュニケーションを大切にしてきた
といった経験も、自分の働き方や強みを整理する材料になります。
転職エージェントとの面談では、これまでどのような仕事をしてきたのかを振り返りながら、応募先に伝えられる経験や強みを整理できる場合があります。
私自身も中卒から飲食・建設・工場勤務などを経験してきましたが、現在の仕事につながったのは学歴が変わったからではありません。
これまでの仕事で経験を積み、新しい仕事に挑戦してきたことで、できることが少しずつ増えていきました。
中卒という最終学歴だけを見るのではなく、「これまで何を経験してきたか」「これから何をしたいか」まで整理することが大切です。
履歴書・職務経歴書・面接の準備を相談できる
正社員への就職・転職活動では、求人を見つけたあとに応募書類や面接の準備が必要になることがあります。
特に正社員経験が少ない人や、これまで本格的な転職活動をしたことがない人は、
「履歴書にはどこから学歴を書けばいい?」
「アルバイトや派遣の経験は職務経歴書にどう書けばいい?」
「中卒の理由を面接で聞かれたらどう答える?」
「志望動機や自己PRをどう作ればいい?」
と悩むこともあるでしょう。
転職エージェントによってサポート内容は異なりますが、今回紹介したサービスのように、応募書類の添削や面接対策などを行っているサービスもあります。
こうしたサポートを利用すれば、自分一人では気づきにくい部分について第三者からアドバイスを受けながら準備できます。
ただし、担当者に作ってもらった内容をそのまま覚えるだけではなく、最終的には自分の経験や考えを、自分の言葉で説明できる状態にしておくことが重要です。
応募書類や面接に不安がある人は、求人紹介だけでなく、どこまで選考対策を受けられるのかも確認して転職エージェントを選びましょう。
中卒が転職エージェントを利用する前の注意点
転職エージェントは、中卒から正社員を目指すときの相談先の一つになりますが、登録すれば必ず希望どおりの仕事が見つかるわけではありません。
サービスによって対象者や扱っている求人は異なり、自分の年齢・経歴・希望条件などによって利用状況が変わることもあります。
登録してから「思っていたのと違った」とならないためにも、利用前に次の注意点を確認しておきましょう。
登録しても必ず求人を紹介してもらえるとは限らない
転職エージェントに登録したからといって、必ず求人を紹介してもらえるとは限りません。
紹介できる求人は、サービスが保有している求人と、自分の年齢・経歴・経験・希望条件などによって変わります。
たとえば、中卒を利用対象としている転職エージェントでも、
・希望する勤務地の求人が少ない
・希望職種と紹介可能な求人が合わない
・求人側が求める経験や資格を満たしていない
といった理由で、希望に合う求人を紹介してもらえない場合があります。
「中卒でも登録できること」と「自分に合う求人を必ず紹介してもらえること」は別と考えておきましょう。
登録後は、自分の経歴や希望条件を正確に伝え、どのような求人を紹介してもらえる可能性があるのか確認することが大切です。
希望条件によって紹介できる求人が少ない場合がある
仕事を探すときに、給与・休日・勤務地・仕事内容などの希望を持つことは問題ありません。
ただし、希望条件を細かく設定するほど、条件に合う求人が少なくなることがあります。
特に、
・勤務地を狭い地域に限定する
・未経験から特定の職種だけを希望する
・給与や休日など複数の条件を厳しく設定する
・仕事内容を限定しすぎる
といった場合は、紹介できる求人の選択肢が少なくなる可能性があります。
だからといって、正社員になるために希望条件をすべて諦める必要はありません。
「絶対に譲れない条件」と「できれば叶えたい条件」を分けておくと、担当者にも希望を伝えやすくなります。
たとえば、「勤務地は譲れないが職種は広げられる」「休日は重視したいが未経験職種も検討できる」など、自分の中で優先順位を決めておくと仕事を探しやすくなるでしょう。
紹介された求人へ無理に応募する必要はない
転職エージェントから求人を紹介されても、その求人へ必ず応募しなければならないわけではありません。
仕事内容や条件を確認して、
「自分がやりたい仕事とは違う」
「希望していた働き方と合わない」
「長く続けられるイメージが持てない」
と感じた場合は、その理由を担当者に伝えたうえで応募を見送ることもできます。
大切なのは、「紹介されたから応募する」のではなく、自分が納得した求人に応募することです。
また、紹介された求人が合わなかった場合は、「どこが希望と違ったのか」を具体的に伝えると、その後の求人紹介で希望条件を理解してもらいやすくなります。
転職エージェントは仕事を決めてもらう場所ではなく、自分で仕事を選ぶための相談先の一つとして活用するとよいでしょう。
合わない場合は担当者やサービスを変更する
転職エージェントを利用すると、担当者との相性が合わないと感じることもあります。
たとえば、
・希望していない求人ばかり紹介される
・自分の希望を十分に聞いてもらえない
・連絡の頻度や方法が自分に合わない
・相談しにくいと感じる
といった場合です。
担当者とのやり取りに違和感がある場合は、まず自分の希望や困っていることを伝えてみましょう。
それでも改善しない場合は、サービスによっては担当者の変更について相談したり、別の転職エージェントを利用したりする方法もあります。
一つの転職エージェントだけで「自分には紹介してもらえる仕事がない」と判断する必要はありません。
転職エージェントによって対象者や扱っている求人、サポート内容は異なります。
必要に応じて複数のサービスを比較しながら、自分が相談しやすく、希望する仕事を探しやすいサービスを選びましょう。
なお、複数の転職エージェントを利用する場合は、同じ企業へ重複して応募しないよう、応募先を自分でも管理しておくことが大切です。
中卒・未経験から正社員求人を探す方法

中卒・未経験から正社員を目指す場合、転職エージェントだけでなく、求人サイトやハローワークなども含めて仕事を探す方法があります。
大切なのは、単に「学歴不問」「未経験歓迎」という言葉だけで求人を判断せず、実際の仕事内容や応募条件、働き方まで確認したうえで自分に合う仕事を探すことです。
また、一つの方法だけに絞る必要もありません。
転職エージェントに相談しながら自分でも求人を探すなど、複数の方法を組み合わせることで、仕事を比較する選択肢を広げられます。
「学歴不問」だけでなく仕事内容や応募条件まで確認する
中卒から正社員求人を探すとき、「学歴不問」と書かれている求人は一つの候補になります。
ただし、学歴不問だからといって、学歴以外の応募条件がないとは限りません。
求人によっては、
・普通自動車免許が必要
・特定の資格が必要
・一定の実務経験が必要
・勤務時間や曜日に条件がある
・勤務地への通勤手段が必要
など、別の条件が設定されている場合があります。
そのため、「学歴不問」という部分だけを見て応募するのではなく、仕事内容や応募資格、勤務条件など求人情報全体を確認しましょう。
また、応募できることと、自分に向いている仕事であることも別です。
「中卒でも応募できるか」に加えて、「仕事内容を理解したうえで続けられそうか」という視点で求人を確認することが大切です。
未経験歓迎でも必要な資格・経験がないか確認する
「未経験歓迎」と書かれている求人も、中卒から新しい仕事へ挑戦するときの選択肢になります。
ただし、「未経験歓迎」という言葉だけで応募条件を判断しないようにしましょう。
たとえば、その職種自体は未経験でも応募できる一方で、普通自動車免許や基本的なパソコン操作など、別の条件が設定されている求人もあります。
また、「未経験歓迎」と書かれていても、実際の仕事内容や入社後に求められることは企業によって異なります。
応募前には、
・何が未経験でも応募できるのか
・必要な資格や免許はないか
・入社後にどのような仕事を担当するのか
・研修や仕事を覚えるための期間があるか
・自分のこれまでの経験を活かせる部分があるか
などを確認しておくとよいでしょう。
「未経験だから無理」と最初から諦める必要はありませんが、「未経験歓迎だから何も準備しなくていい」と考えないことも大切です。
仕事内容を理解したうえで、これまでの経験の中から応募先で活かせそうな部分を整理しておきましょう。
転職エージェントだけでなく求人サイトも併用する
中卒から正社員を目指す場合、転職エージェントだけに仕事探しを任せる必要はありません。
求人サイトを併用して、自分でも求人を探す方法があります。
転職エージェントでは担当者に相談しながら求人を紹介してもらえる一方、求人サイトでは自分のペースでさまざまな求人を確認できます。
そのため、
転職エージェント:相談・求人紹介・応募書類や面接のサポート
求人サイト:自分で求人を検索し、選択肢を広げる
というように、それぞれの特徴を活かして使い分ける方法もあります。
求人サイトを利用するときは、「学歴不問」「未経験歓迎」などの条件だけでなく、勤務地・仕事内容・雇用形態なども確認しながら探してみましょう。
また、転職エージェントから紹介された求人と、自分で見つけた求人を比較することで、どのような仕事や条件が自分に合っているのか考えやすくなる場合もあります。
ただし、転職エージェントと求人サイトの両方を利用している場合は、同じ企業へ重複して応募しないよう応募状況を管理しておきましょう。
ハローワークも選択肢に入れる
中卒から正社員を目指す場合、ハローワークを利用する方法もあります。
ハローワークでは求人情報の提供だけでなく、職業相談や職業紹介などの支援を受けられます。
また、若者向けの支援として、正社員就職を目指す若者(おおむね35歳未満)を対象とした「わかものハローワーク」(厚生労働省)もあります。
わかものハローワークでは、担当者制による職業相談のほか、応募書類の作成支援や面接対策なども無料で受けられます。
転職エージェントで希望する求人が見つからない場合でも、ハローワークでは別の求人を確認できる可能性があります。
そのため、
・転職エージェントで相談する
・求人サイトで自分でも探す
・ハローワークでも求人を確認する
というように、複数の方法から仕事を探しても問題ありません。
私自身も中卒で最初に仕事を探したとき、ハローワークを利用した経験があります。
当時は求人票を見ても高卒以上を応募条件としている仕事があり、中卒という学歴によって応募できる求人が限られると感じたこともありました。
だからこそ、一つの求人や一つの仕事探しの方法だけを見て、「中卒だから仕事がない」と判断しないことが大切だと感じています。
転職エージェント・求人サイト・ハローワークなど、それぞれで確認できる求人を比較しながら、自分が応募できる仕事の選択肢を探していきましょう。
実際に中卒から正社員になって感じたこと

ここまで転職エージェントの選び方や求人の探し方を解説してきましたが、私自身も最終学歴は中卒です。
中卒で仕事を探し始めた頃は、学歴によって応募できる求人が限られていると感じることもありました。
その後、飲食・建設・工場勤務など複数の仕事を経験し、現在は人材派遣会社の営業職として働いています。
今では求職者と面談したり、仕事を紹介したり、就業後のフォローをしたりする立場にもなりました。
自分自身が仕事を探す側だった経験と、現在の人材業界で求職者と接する経験の両方から感じていることを紹介します。
中卒で仕事探しに苦労した経験
私が中卒で仕事を探し始めたのは10代の頃です。
当時ハローワークで求人を探していると、「高卒以上」などの条件があり、応募したくても学歴の条件を満たせない求人がありました。
まだ仕事の経験もほとんどなかったため、
「中卒だと応募できる仕事が少ない」
「これからどんな仕事をすればいいのか」
と感じたことを覚えています。
最初に働いたのは飲食店で、調理や接客などを経験しました。
その後は建設関係の仕事なども経験し、工場では派遣社員として働いたあと、直接雇用の契約社員として働いた経験もあります。
振り返ると、中卒であることで仕事探しに難しさを感じた場面は実際にありました。
そのため、「中卒でも仕事探しでまったく困らない」とは思っていません。
一方で、最初の仕事に就いてから経験を重ねていくことで、次に考えられる仕事や自分にできることは少しずつ増えていきました。
中卒という最終学歴は変わっていませんが、仕事を経験することで、自分の経歴に書ける内容は増やしていくことができます。
学歴だけでなく経験や仕事への姿勢も大切だった
私自身、中卒という学歴に不安を感じたことはあります。
しかし、実際に働き始めてから次の仕事へ進むなかで感じたのは、最終学歴だけでなく、それまでの仕事で何を経験し、どのように働いてきたのかも自分の経歴になるということです。
たとえば工場勤務では、製造や検査などの仕事を経験し、新しく入った人に仕事を教えることもありました。
その後、現在の人材派遣会社で営業職に挑戦しました。
営業経験はありませんでしたが、入社後は新規営業、求職者との面談、仕事紹介、就業後のフォロー、企業とのやり取りなどを経験してきました。
最初から営業がうまくできたわけではありません。
電話営業で何を話せばいいのか分からなかったり、企業を訪問すると緊張してうまく話せなかったりした時期もありました。
それでも、話し方を勉強したり、実際に行動する回数を増やしたりしながら経験を積んできました。
現在も最終学歴は中卒のままです。
それでも、仕事を続けながら経験や実績を積むことで、任される仕事や役割は変わっていきました。
中卒という学歴を変えることはできなくても、これから積む経験や身につけることまで決まっているわけではありません。
だからこそ、転職活動でも学歴だけを見て自分で可能性を狭めるのではなく、これまで経験した仕事や身につけたことを一度整理してみることが大切だと感じています。
人材業界で求職者を見る立場になって分かったこと
現在は人材派遣会社の営業職として、求職者との面談や仕事紹介、職場見学に向けた準備、就業後のフォローなどにも携わっています。
そのなかで感じるのは、仕事を紹介する際に確認することは学歴だけではないということです。
もちろん、求人によって必要な学歴・資格・経験などの応募条件は異なります。
そのうえで、求職者と話す際には、
・これまでどのような仕事をしてきたのか
・どのような仕事内容を希望しているのか
・いつから働けるのか
・勤務時間や休日などの条件が合うか
・仕事内容を理解したうえで働く意思があるか
・受け答えやあいさつができるか
など、仕事との相性を考えるためにさまざまな点を確認します。
実際に求職者と接していると、これまでの経歴を変えることはできなくても、現在の仕事への向き合い方や、これからどう働きたいのかを伝えることはできます。
また、アルバイト・派遣・工場勤務などの経験でも、「どんな仕事を担当していたのか」「そこで何を身につけたのか」まで整理すると、次の仕事を考える材料になります。
学歴に自信がないからこそ、「中卒です」で終わらせるのではなく、これまでの経験・できること・これからの希望まで相手に伝えられるようにしておくことが大切です。
転職エージェントを利用する場合も、自分の経歴を隠したり良く見せたりする必要はありません。
最終学歴や職歴を正確に伝えたうえで、「どのような仕事なら挑戦できるのか」「これまでの経験をどう伝えればいいのか」を担当者と一緒に整理していくとよいでしょう。
中卒が転職エージェントを利用する流れ

中卒で初めて転職エージェントを利用する場合、「登録したらすぐ応募しないといけないの?」「面談では何を聞かれる?」と不安に感じる人もいるでしょう。
細かな流れはサービスによって異なりますが、一般的には登録→面談→求人紹介→応募準備→選考→内定・入社という流れで進みます。
登録したからといって、紹介された求人へ必ず応募しなければならないわけではありません。
まずは自分の経歴や希望を担当者に伝え、どのような仕事を紹介してもらえるのか確認しながら進めていきましょう。
1.公式サイトから登録する
まずは、利用したい転職エージェントの公式サイトから登録します。
登録時にはサービスによって、
・氏名
・年齢や生年月日
・連絡先
・最終学歴
・現在の就業状況
・これまでの職歴
・希望する勤務地や職種
・転職や就職を希望する時期
などを入力します。
中卒であることを理由に、最終学歴を実際とは異なる内容で登録する必要はありません。
最終学歴や職歴などは正確に入力し、自分の現在の状況を伝えましょう。
なお、転職エージェントによって対象年齢や対応地域、サポート対象となる経歴などは異なります。
登録前に、自分が利用対象になっているか確認しておくことも大切です。
2.担当者と面談する
登録後は、キャリアアドバイザーなどの担当者と面談を行います。
面談方法はサービスによって異なりますが、オンラインや電話などで相談できるサービスもあります。
面談では、
・これまで経験してきた仕事
・現在の仕事や就業状況
・希望する仕事内容
・希望勤務地
・給与や休日などの希望条件
・転職や就職を考えている理由
・仕事探しで不安に感じていること
などを確認しながら、今後の仕事探しについて相談していきます。
中卒であることに不安がある場合も、隠さず相談して問題ありません。
たとえば、
「中卒でも応募できる正社員求人を探したい」
「正社員経験がないので、どのような仕事を選べばいいか分からない」
「学歴について面接でどのように説明すればいいか不安」
など、具体的に伝えておくと、自分が何に困っているのか担当者にも伝わりやすくなります。
希望条件だけでなく、不安に感じていることまで伝えておくことが、自分に合う仕事を探すための第一歩です。
3.求人を紹介してもらう
面談で伝えた経歴や希望条件などをもとに、紹介可能な求人がある場合は担当者から求人を紹介してもらいます。
求人を紹介されたら、会社名や給与だけで判断せず、
・仕事内容
・雇用形態
・勤務地
・勤務時間
・休日
・給与や手当
・応募条件
・入社後に担当する仕事
などを確認しましょう。
分からないことがあれば、応募する前に担当者へ質問して構いません。
また、求人を紹介されたからといって、必ず応募する必要はありません。
自分の希望と合わない場合は、その理由を担当者へ伝えたうえで、別の求人について相談する方法もあります。
4.応募書類・面接の準備をする
応募したい求人が決まったら、履歴書や職務経歴書などの応募書類を準備します。
転職エージェントによっては、応募書類の添削や面接対策などのサポートを受けられます。
中卒の場合、「学歴欄をどう書けばいいのか」「職歴に自信がない」と悩むこともあるかもしれません。
しかし、学歴だけでなく、これまで経験してきた仕事を整理することも重要です。
たとえば、
・飲食店で接客や調理を経験した
・工場で製造や検査を担当した
・アルバイトを継続して働いた
・新人へ仕事を教えた
・仕事で必要な資格や免許を取得した
なども、自分がこれまで働くなかで経験してきたことです。
経歴を実際より良く見せるのではなく、事実をもとに「何をしてきたのか」「何ができるのか」を整理して伝えることが大切です。
面接に不安がある場合は、想定される質問への答え方や志望動機、自己PRなども担当者と確認しておきましょう。
5.選考を受ける
応募後は、企業の選考を受けます。
選考方法は企業によって異なり、書類選考や面接などが行われます。
面接では、学歴について聞かれる可能性もありますが、それだけに意識を向けすぎる必要はありません。
これまでの仕事内容や転職理由、応募した理由、入社後にどのように働きたいのかなどについても、自分の言葉で説明できるよう準備しておきましょう。
特に中卒という学歴に不安があると、「学歴について何を言われるだろう」と考えてしまうこともあるかもしれません。
しかし、変えられない経歴について悩み続けるより、これまで経験してきたことと、これからどのように働きたいのかを整理して面接に臨むことが大切です。
面接前に不安なことがあれば、転職エージェントの担当者へ相談し、必要に応じて面接対策を受けておきましょう。
6.内定後に条件を確認して入社を判断する
選考を通過して内定が出ても、その場ですぐに入社を決めなければならないとは限りません。
まずは提示された労働条件を確認しましょう。
特に、
・仕事内容
・雇用形態
・勤務地
・給与
・勤務時間
・休日
・試用期間
・入社予定日
など、自分が応募時に確認していた内容と相違がないか確認することが大切です。
分からない点や確認したい条件がある場合は、転職エージェントの担当者に相談しましょう。
正社員になることだけをゴールにするのではなく、自分が納得して働ける会社かを確認したうえで入社を判断することが大切です。
入社を決めた場合は、必要な手続きや入社日などを確認して新しい仕事に備えます。
このように、転職エージェントは求人を紹介してもらうだけではなく、サービスによっては相談から応募書類・面接の準備、入社までサポートを受けながら仕事探しを進められます。
中卒の転職エージェントに関するよくある質問
最後に、中卒から転職エージェントを利用して正社員を目指すときによくある疑問について解説します。
中卒でも転職エージェントに登録できる?
中卒でも登録できる転職エージェントはあります。
この記事で紹介したサービスの中でも、ネオ中卒は中卒に特化しており、第二新卒エージェントneoも中卒を対象として明記しています。
また、UZUZは公式FAQで、基本的に20代向けのサービスとして、20代であればフリーター・ニート・既卒・第二新卒など、経歴を問わず就職をサポートすると案内しています。
ただし、すべての転職エージェントが中卒を対象としているわけではありません。
また、登録できることと、希望する求人を必ず紹介してもらえることも別です。
利用前に対象となる学歴・年齢・地域などを確認し、自分の経歴や希望条件でもサポートを受けられるか相談してみましょう。
正社員経験なし・職歴なしでも利用できる?
正社員経験がない人や職歴に自信がない人を対象としている就職・転職エージェントもあります。
特に若手向けのサービスでは、フリーターや既卒、正社員経験が少ない人などの就職を支援している場合があります。
ただし、「正社員経験なし」と「職歴なし」は同じではありません。
アルバイトや派遣社員、契約社員として働いた経験がある場合は、その経験も担当者へ伝えましょう。
正社員として働いた経験がなくても、これまでどのような仕事をしてきたのかを整理することが大切です。
一方、本当に就業経験がない場合は、そのことを正確に伝えたうえで利用できるサービスや求人があるか確認しましょう。
フリーターから正社員を目指せる?
フリーターから正社員を目指す人を対象としている転職・就職エージェントもあります。
この記事で紹介しているサービスの中にも、フリーターを主な対象者に含めているサービスがあります。
アルバイト経験しかない場合でも、
・どのような仕事をしていたのか
・どのくらいの期間働いていたのか
・仕事で任されていたことは何か
・身についたことは何か
などを整理しておきましょう。
アルバイト経験だから意味がないと考えるのではなく、実際に経験した仕事内容を正確に伝えることが大切です。
ただし、利用すれば必ず正社員になれるわけではありません。
紹介できる求人や選考結果は、経歴・希望条件・求人状況などによって異なります。
資格がなくても利用できる?
資格を持っていなくても相談できる転職エージェントはあります。
また、資格を必須としない求人や未経験者を対象とした求人が扱われている場合もあります。
ただし、仕事によっては普通自動車免許や専門資格などが応募条件になっていることがあります。
そのため、「資格がないから転職エージェントを利用できない」と考える必要はありませんが、応募できる求人は仕事ごとの条件を確認する必要があります。
希望している仕事に資格が必要な場合は、どのような資格が必要なのか担当者に相談するのも一つの方法です。
ニート・空白期間があっても相談できる?
離職後の空白期間がある人や、現在仕事をしていない人を対象としている就職・転職支援サービスもあります。
大切なのは、空白期間を隠したり、実際とは異なる職歴を伝えたりしないことです。
面談では、
「なぜ仕事をしていなかったのか」
「現在は働ける状況なのか」
「これからどのように働きたいのか」
などを整理して伝えられるようにしておくとよいでしょう。
空白期間があることだけで自分から仕事探しを諦めず、現在の状況で利用できるサービスや応募できる求人があるか確認してみましょう。
なお、空白期間の長さや現在の状況、希望条件などによって、紹介可能な求人は異なります。
転職エージェントは無料?
一般的な転職エージェントでは、求職者は求人紹介や転職支援を無料で利用できます。
転職エージェントは、採用する企業側から紹介手数料などを受け取る仕組みで運営されているためです。
この記事で紹介しているサービスについても、求職者向けの就職・転職支援は無料で利用できるものを選んでいます。
ただし、利用するサービスによって内容は異なるため、登録前に公式サイトで料金や利用条件を確認しておきましょう。
ハローワークとの違いは?
転職エージェントとハローワークは、どちらも仕事探しに利用できますが、仕組みやサポート内容には違いがあります。
転職エージェントでは、担当者との面談をもとに求人紹介や応募書類の添削、面接対策などのサポートを受けられるサービスがあります。
一方、ハローワークは国が運営する公的な機関で、求人情報の提供や職業相談、職業紹介などを受けられます。
若者向けには、正社員就職を目指す若者を支援する「わかものハローワーク」(厚生労働省)もあります。
どちらか一方だけを利用する必要はないため、確認できる求人や必要なサポートに応じて併用する方法もあります。
求人サイトとの違いは?
大きな違いの一つは、仕事探しの進め方です。
求人サイトは、自分で求人を検索し、気になる企業を見つけて応募するのが基本です。
一方、転職エージェントでは担当者へ経歴や希望条件を伝え、紹介可能な求人があれば提案してもらえます。
サービスによっては応募書類の添削や面接対策なども受けられます。
そのため、
自分のペースで幅広く求人を探したい場合は求人サイト、仕事選びや選考について相談しながら進めたい場合は転職エージェント
というように、それぞれの特徴を理解して併用する方法もあります。
複数の転職エージェントを利用してもいい?
複数の転職エージェントを比較しながら利用する方法もあります。
転職エージェントによって、扱っている求人や対象者、担当者との相性、サポート内容などが異なるためです。
最初から1社だけに決められない場合は、気になるサービスへ相談したうえで、
・紹介される求人
・担当者との話しやすさ
・希望する仕事への理解
・サポート内容
などを比較して、自分に合うサービスを判断するとよいでしょう。
ただし、複数のサービスを利用する場合は、同じ企業へ別々の転職エージェントから重複して応募しないよう、応募状況を管理することが大切です。
利用するサービスが増えすぎると連絡や応募状況の管理も複雑になるため、自分で管理できる範囲で利用しましょう。
まとめ|中卒でも自分に合った転職エージェントを選んで正社員を目指そう
中卒という学歴に不安があっても、利用を検討できる転職・就職エージェントはあります。
この記事では、中卒・20代・未経験から正社員を目指す人の相談先として、次の5つのサービスを紹介しました。
・ネオ中卒
・第二新卒エージェントneo
・キャリアスタート
・UZUZ
・ミーツカンパニー就職・転職エージェント(旧DYM就職)
ただし、5社の中から「中卒なら必ずこの1社を選べばいい」というわけではありません。
中卒を前提として相談したいならネオ中卒、中卒を含む20代向けの就職・転職支援を受けたいなら第二新卒エージェントneoなど、それぞれの対象者や特徴を確認して選ぶことが大切です。
キャリアスタート・UZUZ・ミーツカンパニー就職・転職エージェント(旧DYM就職)についても、それぞれ若手や経歴に不安がある人が検討できる特徴がありますが、中卒との関係や利用条件はサービスによって異なります。
そのため、転職エージェントを選ぶときは、
・中卒が利用対象になっているか
・自分の年齢や希望勤務地が対象になっているか
・学歴不問・未経験歓迎などの求人を扱っているか
・希望する仕事を紹介してもらえる可能性があるか
・応募書類や面接について必要なサポートを受けられるか
などを確認しましょう。
私自身も中卒で、最初に仕事を探した頃は「高卒以上」という条件によって応募できない求人がありました。
その後、飲食・建設・工場勤務などを経験し、現在は人材派遣会社の営業職として求職者の仕事探しにも携わっています。
その経験から感じているのは、中卒という最終学歴だけを見て、自分で仕事の可能性をすべて狭める必要はないということです。
もちろん、求人によって応募条件は異なり、中卒でも希望する仕事に必ず就けるわけではありません。
それでも、これまで経験してきた仕事を整理し、自分がこれからどのように働きたいのかを考えながら、応募できる求人を一つずつ探していくことはできます。
一人で仕事を探すことに不安がある場合は、転職エージェントを相談先の一つとして活用してみてください。
気になるサービスが複数ある場合は、それぞれの対象者やサポート内容を確認したうえで相談し、紹介される求人や担当者との相性などを比較してから、自分に合うサービスを選ぶ方法もあります。
中卒・未経験から仕事探しを相談したい人へ
ネオ中卒は、中卒を前提に仕事探しを相談できる転職エージェントです。現在の経歴や希望条件に合うサポートを受けられるか、まずは公式サイトでサービス内容や利用条件を確認してみてください。
※利用状況や希望条件によって、紹介可能な求人は異なります。
中卒・20代から正社員を目指したい人へ
第二新卒エージェントneoでは、中卒を含む学歴・職歴に不安がある20代の就職・転職をサポートしています。自分の経歴や希望条件に合うサポートを受けられるか、まずは公式サイトでサービス内容を確認してみてください。
※希望条件や経歴などによって、紹介可能な求人は異なります。
中卒という学歴だけで「正社員は無理」と決めつけず、まずは自分が利用できるサービスや応募できる求人を確認するところから始めてみましょう。


